製品紹介
SEEE工法/F-PH型斜張橋用斜材ケーブル(F-PH型ケーブル)はポリエチレン被覆により完全防錆されたSEEEケーブルと、F型定着体(ねじ式定着)により構成されています。
F-PH型ケーブルは長大スパンの斜張橋用斜材ケーブルとして、ケーブルの大容量化および疲労強度の向上を図り開発されたものです。
[写真:新渡橋(佐賀県)]
F-PH型ケーブルは長大スパンの斜張橋用斜材ケーブルとして、ケーブルの大容量化および疲労強度の向上を図り開発されたものです。
[写真:新渡橋(佐賀県)]
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構造と特長
F-PH型マンション断面
防錆機構
ポリエチレン被覆+防錆油
機械的性質
引張強度 | σpu=1720・1860N/mm2 |
---|---|
弾性係数 | E=195kN/mm2 |
疲労強度 | Δσ=100〜200N/mm2 |
特長
F-PH型ケーブルは、現場での防食作業を不要とする取り扱いが容易なプレファブ型ケーブルです。
- 汎用性
斜張橋、エクストラドーズド橋、ニールセン橋、吊り床版橋、外ケーブル構造などのケーブルとして採用されています。また、線材はJIS規格の材料(JIS G 3536)を使用しています。 - 安全性
定着部のマンションは、冷間圧着により線材と一体化されていますので、定着効率は規格引張荷重の100%以上を確保しています。また、ねじ式定着方式のため、定着時のすべりが生じません。 - 疲労特性
ケーブル定着部の疲労強度特性は、道路橋示方書・U鋼橋編(H24)の強度等級K2(200N/mm2)を満足しています。
上限0.6Pu時 Δσ=100N/mm2相当
上限0.4Pu時 Δσ=140N/mm2相当
上限0.3Pu時 Δσ=160N/mm2相当 - 耐候性・防食性
ケーブルは防錆油とポリエチレン被覆で2重防錆されているので、優れた耐候性・耐久性を有しています。
また、定着部のマンションねじ部は、金属溶射による防錆処理が可能で、長期防食性に優れています。 - 施工性
ねじ式定着具のため、緊張作業および張力調整を容易に行うことができます。また、端部にインナーボルトを設置していますので、配線時の引込や吊上げ、緊張作業を容易に行うことができます。 - 景観性
ケーブルの被覆材は、二重被覆により表面を着色することができます。 - その他登録
国土交通省のNETISに登録されていました。(KT-0600097-A)
本四公団大型疲労試験による載荷状況
施工事例
唄げんか大橋(大分県)
伊唐大橋(鹿児島県)