製品紹介

橋梁用制震装置 SEダンパー

SEダンパーは、粘性体の流動抵抗を利用した流動抵抗型粘性ダンパーで、粘性減衰機構によりエネルギーを吸収します。橋梁にSEダンパーを用いることで、橋の固有周期を適度に長くするとともに、減衰性能の増大および地震応答の低減を図ることができます。
また、SEダンパーの減衰抵抗力は、温度依存性を無視できるため、速度依存性を有するダッシュポットモデルとしてモデル化できます。

[写真:七ツ島橋(鹿児島県)]


構造と特長

構造

SEダンパーの構造は、シリンダー、ロッド、ピストンヘッド、充填材、クレビス等により構成されています。
標準規格の減衰抵抗力は100〜400kN、移動量は±100mmから±250mmとしています。


特長

  1. 耐震性能

    SEダンパーは、材料の特性が明確な充填材を使用していますので、優れた耐震性能を発揮することができます。

  2. 耐久性

    本体外表面は、亜鉛・アルミニウム擬合金溶射を標準としています。また、充填材も劣化しにくい材料を使用していますので、長期耐久性を有しています。

  3. 充填材の安全性

    充填材には、耐熱性、耐寒性、化学的安定性に優れ、非腐食性で他材料へ悪影響を与えることがなく、無害で安全性の高い、高粘度のシリコーンオイルを使用しています。

  4. 施工性

    両端部はクレビス付きで納入しますので、現場ではブラケットへボルトで固定するだけの簡易な作業となります。

  5. 性能試験

    「(一財)土木研究センター:道路橋の免震・耐震設計法マニュアル(案)平成23年12月」に規定されている性能確認試験を実施し、全ての項目について満足していることを確認しました。

基本性能

速度依存性

安定した速度特性を有しています。なお、減衰抵抗力は次式により算出できます。

F=CVα
F:減衰抵抗力(kN)
C:減衰係数(kN・sec/m)※
V:相対速度(mm/sec)
α:速度依存係数(=0.17)
※各タイプの減衰係数Cはカタログをご参照ください。



温度依存性

低温時・高温時における減衰抵抗力の変化がほとんどないことを確認していますので、温度依存性を考慮する必要はありません。

繰返し安定性

地震時に想定される複数回の繰返し載荷に対して減衰抵抗力が安定しています。


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