製品紹介

SEEE/FUT-H型斜材ケーブル

一般財団法人土木研究センター建設技術審査証明取得(建技審証第0906号)

FUT-H型斜材ケーブルは、PC鋼より線に3重防食加工を施した斜材用ストランドを用いた現場組立型(収束型)ケーブルです。
また、橋梁の条件・環境に合わせて構造・防錆仕様の選択が可能で、PC斜張橋・鋼斜張橋を問わず適用できます。

[写真:岩城橋(愛媛県)]


構造と特長

構造

特長

  1. 品質
    ケーブルを構成する定着具・ストランド・保護管等は、品質管理された工場で製作され、防錆処理を施した後、現場へ出荷します。
  2. 防食性能
    ストランドは、亜鉛めっき処理+グリース+ポリエチレン被覆の3重防食加工が施されており、長期耐久性に優れています。
  3. 耐疲労性能
    実物大ケーブルを用いた疲労試験を実施し、「道路橋示方書」(平成29年11月:日本道路協会)に規定されている、ケーブル部材の区分「C1」相当の耐疲労性能を十分に満足していることを確認しています。なお、FUT-H型斜材ケーブルは、亜鉛めっきPC鋼より線を現場製作ケーブルとして用いるため、ケーブル部材の区分は「C2」となります。
    初期張力(最大張力):0.45Pu  応力範囲:200N/mm2  繰返し載荷回数:N=200万回以上
  4. 大型重機を必要としない架設方法
    ケーブル架設は、ストランドを1本ずつ配線・緊張していくので、大型重機は必要としません。
    (資機材の中で最大重量物:3ton未満)
    また、ストランドの配線については、架設工程・施工条件に合わせた最適な方法をご提案します。
  5. 緊張管理
    ストランド1本ごとの張力、または長さを管理することで、ケーブル張力のばらつきを小さくすることができます。
  6. 張力調整
    張力調整は調整側定着ブロックのナットを回して容易に行えます。

施工事例


鷹島肥前大橋(佐賀県・長崎県)

矢部川大橋(福岡県)

ページの先頭へ