製品紹介

標準規格外品対応実績
最大設計許容水平力 設計:8000kN
施工:4000kN
横変位拘束構造・水平力分担構造 SEリミッター

旧NETIS 登録No.QS-120021-VE

SEリミッターは、道路橋示方書に基づいた横変位拘束構造です。レベル2地震動に対する既設橋支承部の水平力を分担する水平力分担構造としても使用できます。また、桁の浮き上りを防止するための機能と地震の衝撃を緩和できる機能を備えています。



構造と特長

断面図

特長

  1. 橋梁条件に見合う幅広いラインナップ構成
    設計許容力は3500kN まで、移動量は200mmまで標準規格品として対応しています。また、すべての部品は機械加工品であるため、標準規格を超える設計許容力・移動量にも柔軟な製品設計が可能です。
  2. 優れた防食仕様:亜鉛アルミニウム溶射・DM コート
    溶融亜鉛めっきより優れた防食性能を持つ「亜鉛アルミニウム擬合金溶射」を基本防錆仕様としています。さらに本装置の要となる「リミットピン部」の防錆仕様は、優れた塗膜硬度を有し、100 年の耐久性が期待できるDM コートを採用しています。
  3. 斜橋や曲線橋にも設置が容易な構造
    ソールプレートとリミットピンプレートが分離しており、リミットピンが円形となっているため、リミットピンプレートの方向を自由に設定でき、斜橋や曲線橋にも容易に設置できます。

  4. 優れたメンテナンス性
    バッファーをソールプレート側に設置したことにより、リミットピンの目視点検可能な遊間を確保しています。そのためメンテナンス時には、最も重要な部材であるリミットピンを容易に確認できます。
  5. 支承部上揚力に抵抗できる構造
    標準のリミットピンは、フランジの抵抗力により、地震時の支承部上揚力(水平耐力に対して30%程度)に抵抗できます。また、リミットピンのフランジ厚などを調整することにより、津波などの外力による上部工の落橋を防止することが可能です。緩衝吸収性能に優れ、大規模地震発生においても十分なエネルギー吸収性能を発揮できるシステムです。

施工事例

<鋼・箱桁橋の設置例>


伊古木高架橋(和歌山県)

<鋼・鈑桁橋の設置例>


六十谷橋(和歌山県)

<PC・T桁橋の設置例>


東真鍋橋(茨城県)

<PC・箱桁橋の設置例>


定山渓大橋 (北海道)

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